九十九電機が民事再生手続き開始の申し立て


秋葉原のPCショップ老舗中の老舗、
一部の記事によると秋葉原で最初のPC専門店を開いたと言われる、
九十九電機民事再生手続き開始の申し立てをしたそうです。

いくつか記事を見たんですが、
構造的にとんでもなくまずいことになったというよりも、
シンジケートローンの償還などで一時的に現金がショートしただけ、
のようにも見えるんですが、どうなんでしょう…

というか、恥ずかしながら今回のニュースで初めて
シンジケートローン」という言葉を知りました。
取りまとめ役(「アレンジャー」とか呼ぶらしい)を中心に、
複数の金融機関がシンジケート団を作り1対多の融資を行う、ということのようです。
金融機関側は複数で融資を分担するのでリスクが分散される、
借りる側は1対1で融資を受けるよりも多額の資金調達が可能になるのと
複数の金融機関との融資実績により信用が付く、
と双方にメリットがあるようです。
一方で複数金融機関に同時に償還していかなくてはいけないので、
今回のように償還が重荷になるというデメリットもあるようです。

九十九電機のほうは、今後は店舗運営を続けながらの再建を図り、
ショップブランドPCの保証、ポイントカードなどは現状維持を目指すようです。

自分は小学生のときから知っているお店だったので、かなりビックリしました。
PC-Success、LAOXザ・コンピュータ館、高速電脳、USER'S SIDEと、有名店が相次いで閉店し、
また自分が好きだったぷらっとホームが店舗を閉鎖し、ネット通販専門になるなど、
ここ数年で秋葉原の様子も随分変わりましたね。