砂時計 エクステンデッド版

砂時計 初回限定ツインエディションのエクステンデッド版見ました。
なるほど、原作読んだ人には分かるであろう
カットしてしまった重要シーンが山盛りですな。
そういう意味じゃあれはすごくいいっす、
映画では話が破綻しかけていたところ(「10年後」→急に婚約してる、とか)とか
だいぶ解消してます。

でもやはり原作の重要なストーリーが
かなり切られてる・変更されてるのはなんとも。
エクステンデッドにも入らなかったけれども映像自体は撮ったのか、
それとも脚本の段階で落ちちゃったのか。
変えなくても良さそうな細かいストーリーを
原作と変えてるのが全然意味がないのも…

それと原作の「砂時計」の良かったところは、
ズーーーーーーーーーーーン…
って重くなってしまうばっかりになりそうなところを、
大悟と杏を中心としたバカキャラ・バカストーリーで
落ちすぎないように持って行く絶妙のバランスだと思うんですよ。
その辺が映画では完全に切り捨てられてシリアスシリアスしてるんですよね。
杏の心の闇を丁寧に表現するのではなく、
冒頭のシーンのリフレインと、
オイル(重油?w)を使ったドロドロした映像表現に頼ってるのもウーン…って…

あと、最初に「おことわり」画面が出ますけど、
エクステンデッド部分の画質がやたら悪いのもすごく気になる…

ところで大悟・椎香は1人とか大勢ののカットはいいんですけど、
杏と2人のカットになると急にイモに見えてしまうのは、
私だけっすかね…

まぁ、悪い作品じゃないんでw
機会があったらぜひ見てみてください。