2007.06.21 無我ワールド・プロレスリング「無我2007 M-TIME」開幕戦 後楽園ホール

2007.06.21 「無我2007 M-TIME」開幕戦 後楽園ホール


ダークマッチでの嵐の出場から、吉江念願の川田戦、藤波vsTAKAみちのく、まで、期待たっぷり。
客席は8割がた埋まっているように見えたんだけれど、1200人と少な目。
拡了さんの後ろと南席の後方が空いてた分か!?w

第0試合 ○西村修 (胴締めスリーパーホールド→タップアウト) 嵐×


正直、1年ブランクがあったにしては嵐は動けてるなぁ…というのが個人的な感想。
打撃・間接など引き出しが多くて器用にこなすし、
これで本調子になったら吉江は霞むんじゃないか?と心配になるくらい。

試合後、嵐だけがリングに残り、
ファン・プロレスに携わるすべての人々へということで四方へ土下座。
また、しばらく嵐は封印して本名の高木功でやっていくとのこと。

俺はこれで謝罪としてはいいと思うんだけど、
藤波さんはまだ継続的には上げないつもりらしいから、
その間にぜひコンディションを作って欲しいし、
セコンド・売店などファンに見えるところで懸命に汗を流して欲しいと思う。

第1試合 ○倉島信行 (ジャーマンスープレックスホールド) 征矢学×


とにかく征矢の良さが際立っていた、とてもデビュー数戦目とは思えない。
前シリーズではまだアマレスっぽかった体型もプロレスラー体型に仕上げてきた。
間接の取り合い、マウントポジションの取り合いでも、倉島と互角以上にやってのけてる。
メジャー団体でもここまでの新人はここ2,3年は居ないと思う。
もちろんいきなり勝ち味を覚えさせるのではなく、許す限りじっくり育てて欲しいが。
フィニッシュは頭突き連打でペースを握り返した倉島のジャーマン、ちょっと崩れたけど。

第2試合 ○長井満也 (陸牙→片えび固め) Hi69×


スタイル的には噛み合っていたけど、体格差がなんとも…といった感じ。
Hi69のタイプ(ちょっとおちょくって見せたり)ってのは無我ワールドには居ないので、いいスパイス。
ムーンサルトを自爆させたところを、キャプチュード→投げっぱなしダブルアームスープレックス→陸牙とつないでピン。
長井さんのミドルが胸元じゃなくのど元あたりにヒットさせてたのが印象的。

第3試合 ○竹村豪氏西村修 (無我クラッチ) 野上彰・後藤達俊×


意外と噛み合う4人の対決。
竹村・西村は場外戦はさすがに分が悪く、椅子で滅多打ちにされる。
竹村が後藤へのジャーマンを狙ったところを野上が延髄斬りでカットしようとするも、
竹村がしゃがんでかわしたため後藤へ誤爆
ここを西村がすかさず分断して、竹村が外道クラッチで丸め込んでピン。

試合後、後藤さんが竹村と握手→ぽんぽんと肩を叩いたのが印象的。

第4試合 ○川田利明 (走りこんでの側頭部蹴り→体固め) 吉江豊×


この試合も吉江の重い攻撃と、川田のハードヒットが噛み合っていた好カード。
20分を超える長丁場を感じさせなかった。

第5試合 ○藤波辰爾 (ドラゴンスリーパー→タップアウト) TAKAみちのく×


TAKA は要所以外は、ほとんどヘッドロックだけ。
スタンディング・グラウンド・足で、などなど色々出していたけど、
これでお互い試合が作れるのだからすごい。
1度目・2度目のドラゴンスリーパーは逃げられたが、
ドラゴンバックブリーカーからつないだ3度目でTAKAがタップアウト。

全試合終了後


記念撮影、TAKA と川田は記念撮影に現れず、
嵐は藤波にリングから下りるように指示されてました。

全体を通して


ファンとしてはかなり贅沢な興行で満足だったけど、
興行的にはTAKAと川田を同じ日に出すのはもったいなかったんじゃないかな、なんて思ってもみたり。