2007年 生観戦の中からベストバウトを5つ選んでみる

当たり前ですが、ものすごく主観です。5試合選ぼうとしたというより結果的にこの5試合を選んだので、この中で順位はないので、日付順に行きたいと思います。

2007.04.07 無我ワールド (静岡・清水マリンビル)

チャボ・ゲレロ&藤波辰爾 (ジャーマンスープレックスホールド) 西村修&竹村豪氏×

ロープ際でのエルボーの打ち合いをすかしたチャボがいきなりの高速ジャーマンでピンを取った試合。味方パートナーの藤波も、相手のパートナーの西村もコーナーに控えたまま全く動く間もなく、高速かつ完璧なブリッジのジャーマンでチャボが仕留めてしまった試合。
ヒロさんがZERO1-MAXに出場したときに「リングがフワフワして足を取られてやりにくい」と漏らしたように、今はどの団体もリングマットがやわやわなので、序盤からの大技の攻防やら、2.99プロレス、ゾンビプロレスが繰り広げられますが、この試合は自分の中ではそれらに対する1つの抵抗にも思えました。

2007.06.10 格闘美 (東京・新木場 1st RING)

前村早紀 (フィッシャーマンズスープレックスホールド) 大畠美咲×


「第1試合、先輩vs後輩」というのは、特に先輩側は新人同士の第1試合と違って気持ちを見せるだけではダメですし、かといって会場が暖まっていないのに切り札の大技な必殺技を出しても、あとの試合に繋がりませんから、大変難しいと思います。これを見事にこなした二人、後の試合に繋げながらも、いい意味で印象的には後の試合を食ってました。
最後の、ダブルアームスープレックスホールド→ダイビングボディープレス→フィッシャーマンズスープレックスという畳み掛けも良かった。そして何より前村がこの試合で出したのがその畳み掛け以外は、張り手、ドロップキック、ミサイルキックくらいで、あとはとにかく一連の攻撃を受けて、一発ガツンとやり返す、という先輩らしい試合運びに感動したのを今でも覚えてます。つーか、この時点では前村選手が自分より下の選手との対戦経験が少ない選手だとは知らなかったわけで、それを考えるとさらにすげーなー、と。

2007.07.01 無我ワールド (新潟・新潟フェイズ)

渋谷シュウ (ミサイルキック→片エビ固め) 大畠美咲×

長井さんが前日の米沢で高山選手のPKで脳震盪を起こして検査帰京、欠場中だったヒロさんが予定を繰り上げて急遽復帰したりした日。前日の米沢も同じカードでしたが、前日の試合の序盤がちょっと意地の張り合いになり過ぎてしまったのを見事に修正してきて、グラウンドの攻防だって出来るって所を見せ付けた。前日はノーザンライトスープレックスで渋谷が取ったんだけど、この日も最後ノーザンライトスープレックスで「決まるか?」と思われたところを大畠がギリギリでキックアウト。渋谷がここでボディスラムで寝かせなおしてコーナーに登ったので得意のダイビングセントーンに行くかと思いきや、当たりの深いミサイルキックでピン、これも説得力があって良かった。つーか、ここであえてダイビングセントーン使わなかったのは、ヒロさんの必殺技をアレできないって意識があったのかどうかは聞いてみたいところ。

2007.09.29 バチバチ (神奈川・ラゾーナ川崎プラザソル)

×石川雄規 (腕極め膝十字固め→タップアウト) 長井満也

バチバチ初観戦にして、長井さんがいつもは使わないコマンドサンボの引き出しを開けた試合。フィニッシュのリストをクラッチして相手の腕を巻き込みながらの膝十字固めは誰が見ても「アレはしょうがない」と思える説得力のある技・入り方だったと思う。

2007.12.03 無我ワールド (大阪・大阪府立体育会館第二競技場)

×竹村豪氏 (ゴーフラッシャー→片エビ固め) 潮崎豪

潮崎がここまでゴツゴツやれる相手ってNOAH内だと小橋・秋山あたりの選手になってしまうんだけど、竹村相手に本当に面白い試合だった。竹村も「絶対に負けられない」という気持ちが前面に出ていたし、場外に送り出していつものようにそのままトペではなく、いったんエプロンに上がってくるのを待ってエプロンで浴びせ蹴りを浴びせてからトペなど、本当にひねってきてた。
潮崎はこのあと13日の吉江戦で見せたラリアット相打ちから、すかさず吉江の膝に前蹴りを入れてからの再度のラリアットでなぎ倒したのとかもすごかった。
ドラディション側も新日とかいろいろあるし、ノア武道館参戦とのバーターって意味では済んでしまったので、ノアとの関係も微妙になる可能性は否定できないけど、たまには上がって欲しいなあ、と。

…というわけで、…

一応、次点の試合はこんなところ↓かなぁ。
07.07 ZERO1-MAX(東金) 高橋奈苗vs前村早紀
08.19 ZERO1-MAX(取手) 高橋奈苗vs前村早紀
09.25 ZERO1-MAX(沼津) 前村早紀vs植松寿絵
10.07 ZERO-SUN(大阪) ジェイミー・Dvs前村早紀
11.03 無我ワールド(春日部) 浜田文子vs佐藤綾子
11.15 SUN(新木場) 前村早紀vs植松寿絵
12.08 無我ワールド(前橋) 浜田文子vs市井舞
…女子ばっかだしw あとで思い出したら追加します(滝汗)

回数だけは見ているZERO1-MAXもSUNの提供試合以外興味がないせいか、引っかからず(汗)。んー、やっぱりSSDとかああいう技が出て、タイトルマッチでもないのに決まらないのは乗り切れてないんだよなー、きっと。
来年も各レスラーが面白い試合を見せてくれることを期待しつつ、今年のブログ納めだす…