2008.02.26 ZERO1-MAX「Sword forces presents SWORD-1」 新木場

簡単に。

第1試合

前村早紀 (ネバギバ) Hikaru×

立ち上がりなかなかロックアップしない2人、軽くロックアップした後は肘の打ち合いへ。そこから1,2分、腕の取り合いだけで組み立てられるような珍しくネチネチした展開。前村はHikaruの左腕・左肩に狙いを絞る。ハンマーロック、腕へのレッグドロップ、肘に足首を差し入れて倒れるやつ(なんつうんだっけ…)など。ロープ際の攻防では前村が場外に落とされ、Hikaruがコーナートップからの攻撃を狙うが、蘇生した前村が逆にHikaruを場外へ落としてプランチャ→おてんばダッシュ。しかし、リング内へ戻ろうとした前村をHikaruが背後から捉えて場外でのバックドロップ。さらに場外で鉄柱へ前村を据えつけてスピアーを狙うが、これは前村が回避してHikaruは鉄柱へ激突。対角のコーナーでよく見えなかったんだけど、ここで前村は腕か肩を攻めていた模様。このあとリング内へ戻っても、前村が脇固め・腕ひしぎ逆十字と普段あまり使わない技でHikaruを攻め立てる。Hikaru、カウンターのドロップキックで反撃開始。Hikaruのバックドロップ狙いを前村が前方回転エビ固めに切り返そうとするが、ここをこらえたHikaruが投げっぱなしジャーマン。さらに(キンコロ風に言うところのw)扇を広げるようなバックドロップ。ミサイルキックからLanakila-Hを狙うが、これは前村がこらえる。ここでスタンディングで腕を捕らえて脇固めの体勢に入った前村がそのままグラウンドへ持ち込み、さらに痛めつけておいた左腕を絡めとってネバギバで3カウント。ずっと左腕を攻めてたのが全て布石で、まさかここへ繋がってくるとは思わなかった。説得力ある面白い試合だったと思いまする。

Hikaru選手は休憩時間など、ジャージの左肩がポッコリふくらんでたので、相当がっちりアイシングしてたみたいですけど、大事無いといいんですが。

第2試合

大森隆男 (逆片エビ固め→タップアウト) 植田使徒×

2人とも出した技はエルボー、張り手、フェイスロック、逆エビ、逆片エビくらいのもの。最後はグロッキーの植田に、大森さんがアックスボンバーから逆片エビへとつないでタップを奪った。植田はまだちょっと上の選手との試合は厳しいのかなぁ…内容的に。

第3試合 SWORD-GAME 5vs5 キャプテンフォールイリミネーションマッチ

ソード軍: 田中将斗崔領二高岩竜一(キャプテン)、日高郁人、高西翔太

アックス軍: 佐々木義人藤田ミノル、テングカイザー、浪口修、富豪2夢路(キャプテン)

高岩竜一 (高岩ドリラー→エビ固め) 富豪2夢路×

キャプテンはボックス内のカラーボールを引くことで抽選。オッキーからルールについて、通常プロレスルールーに加えてOTRあり、ただしキャプテンは3カウントのみで脱落(ギブアップ・TKO・OTRでは脱落しない)、キャプテンが脱落するまで続く、ということが告げられる。

序盤10分間は脱落者が出ない展開。最初の脱落者は田中、浪口がOTRで…OTRだから金星じゃないなw その浪口はいつも通り気づいたら脱落w 高西の串刺しドロップキックで義人が額から流血、おそらく一昨日のLOCK UPの傷口が開いたんじゃないかと。その高西はテングカイザーの垂直落下式ブレーンバスター→ムーンサルトで轟沈。エプロンへ日高を送り出した藤田がロープをはさんでOTR狙いの攻防、日高がロープ越しに場外へのコルバタを仕掛け藤田を落とすが最後の最後で藤田が日高の足にしがみつき両者揃って脱落。この時点でソード軍は崔・高岩、アックス軍はテング・義人・夢路残りで、高岩vs夢路のキャプテン同士の対決へ。高岩がロープに飛ぶと頭突きで迎撃、腕ひしぎはタップしたもののキャプテンは3カウント以外では脱落しないルールでセーフ。ここで高岩が慌てず高岩どりらーで仕留めた。

んで、結果的には夢路さんがおいしいところは全部持ってったかなー。試合後に、義人が額切れたことを高西にかなり突っかけてました。

第4試合

×大谷晋二郎&松永光弘 (腕ひしぎ逆十字固め→タップアウト) 佐藤耕平○&黒田哲弘

靴紐直しが忙しくてタッチをあまり受け付けない松永。やはり最後の最後で裏切り、大谷の顔面へ火炎放射→隠していた凶器(ドライバー?)で攻撃→さらに客席へ乱入して威嚇→入口から場外へ逃走。その隙に耕平が膝蹴り→逆十字とつないでタップを奪った。

最後の裏切りで全部持ってかれたとはいえ、黒田は空気だったなぁ…。

第5試合 インターナショナルジュニアヘビー級選手権

[王者]○望月成晃 (一角蹴り→片エビ固め) [挑戦者]エル・ブレイザー×

先に入場していたブレイザーが、望月が花道に現れたところをスワンダイブして攻撃、これを望月がミドルキックで迎撃して奇襲失敗でスタート、しばし花道で望月がブレイザーを蹴りまくる。
望月の蹴りに対して、ブレイザーがコルバタ・コルバタからのDDT・ブレイジングアローなどブレイザーのいつもの技に加えて、ビーナス・アイコノクラズム・マッドスプラッシュなども繰り出して返していくがどうしても攻めが単発で途切れる。ウルトラ・ウラカン・ラナを2でクリアした望月がツイスター、キック連打・かかと落としでペースを取り返して、最後は一角蹴りでピン。

望月が試合後にマイク、
「ブレイザー、いや杉(ここで客席から苦笑)。笑うとこじゃないから。今日やってみて練習生だったお前が十分強いのは分かったよ。今日は俺はドラゴンゲート代表としてZERO1のリングに来て、ZERO1代表のお前と戦った。随分と忙しいみたいだけどカード空けて待ってるから今度ドラゴンゲートに来い。今日も試合直前でセミからメインに変更になって、俺がう~MAXで〆ようかと思ったけど、お前に任せるから」。望月、ベルトとトロフィーを持って退場。
ブレイザーがマイク、
「(小声で)アドリブがきかないボクに任されてしまって正直テンパってます…今日はZERO1代表として挑戦しましたけど、今度はZERO1代表としてドラゴンゲートに乗り込んできます! (ソード軍選手に)僕が〆ていいでしょうか?」んで田中・日高あたりに教わるw
「行くぞー!(オー!) スッ…」なぜかここで止まってしまうブレイザー、観客&ソード軍選手からブーイングw 気を取り直してやり直しなんて一幕もw さすが某氏をして「エル・ブレイザーにしゃべらせちゃいけませんねぇw」と言わせしめるだけはあるw