2007.07.29 無我ワールド 「無我2007 サマーフェスタ」 大阪大会

客入りはちょっと厳し目。6割~かなり贔屓目に見て7割ってところか。
昨日の ZERO1-MAXは照明を釣っていたんだけれど、
無我ワールドは会場照明でやってて、やはり試合に集中できない観客がいる感じ。

第1試合 ○ヒロ斉藤 (ダイビングセントーン→片エビ固め) 征矢学×


んー、前回の新潟の藤波vs征矢で藤波がイマイチ、という書き方をしたけれど、
それよりも征矢が大ベテラン相手だと得意のグラウンドの展開へ持っていけないんだな、
と認識できた試合。
アームホイップしようとしたところを踏ん張られて、
顔面から叩きつけられたところなんかが象徴的だったかと。

第2試合 ○後藤達俊長井満也 (バックドロップ→体固め) 高木功・倉島信行×


後藤・長井組の奇襲でスタート。
後藤・長井組がマメなタッチワークと、場外で高木をいたぶる展開。
高木も一瞬の切り返しのバックエルボーなど放つが、
最後は分断されているあいだに、後藤さんが倉島からピン。
後藤・長井組の完勝といった感じ。後藤さんの作戦通り、と。

ただ、高木の打撃のキレはかなりよくなってきてる。
普段の動きはモッサリモッサリしてるところもあるけど、
打撃のインパクトの瞬間だけピシッとなるのですごく映える。

第3試合 ○竹村豪氏 (M-9→片エビ固め) えべっさん×


三代目ははじめてみたんだけど、やはり初代との戦いだよなぁ…。
竹村は危なげなく。

第4試合 ○藤波辰爾 スペル・デルフィン (ドラゴンスリーパー→タップアウト) ゼウス・グラン浜田×


ゼウスは十分器用だと思う。もう少しキャリアを積めば、
客も相手も巻き込んで引き込むことの出来る選手になるんでないかな。

最後はW社長のドラゴンスリーパーの競演。

第5試合 ○吉江豊 (2-1) 西村修×


×吉江豊 (足4の字固め→タップアウト) 西村修


西村は今日はいつもと違って腕攻めを中心に試合を組み立てる。
腕へのエルボースマッシュ、キーロック、腕ひしぎ逆十字などで攻め立てるが、
いまいち決めきれず、中盤からはアリキック連打からの足攻めに方針転換、
結局これが功を奏した形。

吉江豊 (ダイビングボディープレス→片エビ固め) 西村修×


このラウンドも西村は足攻めを継続。
インディアンデスロックから鎌固め。
さらにデスロックに固めたまま腕を取りに行き脇固め、
さらに珍しいSTF、それも蝶野ですら年に数回しか出さないクロス式STFへ。
吉江悶絶するもなんとかロープへ逃げ、重い打撃で反撃すると、
最後はダイビングボディーでピン。

吉江豊 (カナディアンバックブリーカー→タップアウト) 西村修×


西村は、前ラウンドのダメージが抜けず、
開始直後にリング外へエスケープして時間を稼ぐ。
蘇生して再度足攻めを展開、
スピニングトーホールド、足4の字固めとつなぐが、吉江が下から裏拳で反撃。
ランニングボディ、ヒッププレスで圧倒すると、
カナディアンバックブリーカーの態勢へ担ぐが、
ここは西村が戻って着地しリバーススープレックスへ。
しかし、ここで攻めが途切れなかった吉江が、
裏拳、ランニングボディープレス2連発から、
再度カナディアンバックブリーカーへとつないで西村からタップを奪った。

全試合終了後


ケロさんから、ゴッチ氏が亡くなったことが報告されテンカウントゴング。
西村はそのまま記念撮影を待たずに、涙をぬぐいながら通路を下がっていきました。