ブラブラバンバン、フラガール

iPod で通勤時間に効率的に映画が見れるようになったおかげで、ブラブラバンバンフラガールを見終わりました。以下、ごく微妙にネタバレあるかも。

ブラブラバンバンは廃部危機の吹奏楽部を、ノってくるとなぜか脱いで(脱げて?)しまう指揮者を中心に進むお話。
どうしてその子がホルンをやめて指揮者専念になったのかとか、後日談部分の描写が弱いかなー、と感じましたが、肩肘張らずに楽しめました。
もう少し「映画だからこそ表現できること(奥行き感とか)」があればいいのにな、と思わなくもないですが。あれだと「あのまま2時間TVドラマでいいじゃん」って感じかなぁと。

フラガール常磐ハワイアンセンター設立に関わったフラダンサーたちが中心のお話。
賞もかなり取ってて、周りの人の前評判も良かったんで期待値が高かったんですが、それには及ばなかった感じ。
徳永えりさんだということを抜きにしても(汗)、前半1時間はほぼ早苗のストーリーで、早苗の好演が光る。
松雪泰子さんはハマり役だったと思う。
・終盤、炭鉱の人たちがどうしてハワイアンセンターを受け入れるようになったかの描写が弱すぎる。
うた魂の「合唱」ってテーマとかと違って、「フラダンス」って見てる側にストレートに「すごさ」「こんなに素晴らしいものなんだ!」ってのが伝わらないと思った、少なくとも自分には届かなかった。「合唱」って授業以上のことは知らない人がほとんどだけど、「フラダンス」はほとんどの人がやったことはなくても何となく見たことはあって知ってるフラダンスで、フラガールの中でも特にそれ以上にすごいわけではないからかもしれない。

まぁ、炭鉱の雇用を転換するために常磐ハワイアンセンターを作ったんだ、という歴史的事実を知っただけでも収穫。