9.25 無我旗揚げシリーズ最終戦

後楽園ホール、行って来ました。簡単に試合結果とか。

第1試合 ○長井満也 (腕ひしぎ逆十字固め→タップアウト) 倉島×


長井が脇固めに来たところを、倉島がうまく前転して抜け出した
…と思いきや、やはりそこはキャリアの差か長井の方が一枚上手で
即腕ひしぎ逆十字に移行して倉島がタップ。
やはり長井さんは同格~格上の選手、または長井さんより人気の選手とやったときに良さが出るなぁ…とw
倉島も攻めるところは攻めてたんだけど、キャリアの浅い選手にありがちな攻めが単発、ってパターン。
長井に関しては、「無我じゃねえw」って意見が結構あるけど、
技は大事に使ってるし、駆け引き上手な選手だし、客とのやり取りは相変わらずうまい。
見方によってはあれこそ原点回帰のプロレスといえると思う。
でも、そういう点を差し引いてもああいうキャラが無我に入るのはいいスパイスだと思う。

第2試合 ○吉江豊 (ダイビングボディープレス→体固め) バック・クォーターメイン×


バック・クォーターメインはWJへの参戦経験がありとかで、
どんな選手かと思ってたんだが割とオーソドックス。別に最初っからスパートしてたりはしないw
ただやはり吉江の重さをコントロールできるだけのテクニックはないかな、という感じ。
まだまだ手探りの感じもしたので今後参戦することがあればそのときは期待できるかもね。

第3試合 ○マイク・バートン (ダイビングエルボードロップ→体固め) 竹村豪氏×


マイク・バートンと無我??」という反応が興行前は結構あったんだけど、
バートンは新日に参戦してたときからレスリングは出来てた、
ただ、そういうところは困ったことにテレビで放映されないので、
DVD とか買ってる人か、会場に足を運んでる人しか分からないわけで。
(私はバートンに関しては DVD で結構見てた、G1 TAG とか)。

でもね、正直、試合前はかなり不安だった。
竹村でバートンの良さが出せるのか? と。そんな心配はまったく無用の好勝負でした。
竹村の動きもよかったし、なによりバートンの好選手っぷりが再確認できた。
竹村は中盤、バートンのニーリフトがもろに入ってしまい呼吸が乱れまくってたのは、
あれはしょうがないかな…。
でも逆に言うと他はよかったと思う、竹村は新日自体と比べたら段違いにいいと思う。
あとは受けて返す、まさにプロレスラーになってくれればいいと思う。

バートンは客いじりもうまいしw、相手との駆け引きにも幅があるし、終始余裕を感じさせた。
こんないい選手、無我に限らずもっと日本に呼ばないともったいない、そう実感させる試合だった。

第4試合 ○後藤達俊 (バックドロップ→体固め) ヒロ斎藤×


ベビーターンしたヒロさんと、今後もヒール路線を貫くことを明言している後藤さん、
かつての名タッグチームの対戦、と思いきやそう簡単ではなかった。

リング外へ落ちたヒロ、追いかけてパイプ椅子を手にする後藤、
そこをすかしてリング内へ戻るヒロ。
ここまでは、プレ旗揚げ戦で見せたベビーターンしたヒロさん。
ところが、次のリング外の攻防ではヒロから鉄柱攻撃。
ここは賛否両論あるだろうけど、自分はいろんなヒロさんがいるのはいいと思う、
選手数少ないんだからそんなところで変化がついてもいいと思うんだよね、
会場まで足を運んでそれなりの試合数を見てる人にしか分からないのが難だけど。

フィニッシュはヒロがジャーマンに来たところを、
後藤がレフェリーをつかんで阻止→後ろに足を上げて急所蹴りで切り抜けてバックドロップ一閃。

第5試合 ○西村修 (2-1) 藤波辰爾×


入場式時の拍手による客席アンケートで60分3本勝負に。
試合前には坂口憲二他による花束贈呈。

1本目 ○西村修 (スモールパッケージホールド) 藤波辰爾×


ロープに詰めてエルボースマッシュを連打する西村、
藤波がそこから体を入れ替えてドラゴンスクリューから足4の字固めを狙うが、
そこを下から西村がスモールパッケージホールドで丸め込んで、秒殺。

2本目 ×西村修 (足4の字固め→レフェリーストップ) 藤波辰爾


西村の左足に狙いを定めた藤波。
グラウンドではキーロックなどを交えつつ、
ローキック・ドラゴンスクリューで左足を攻め立てる。
がっちり決まった足4の字固め、西村はタップせずに耐え続けるが
ロープにも逃げられず北澤レフェリーが試合を止めた。

3本目 ○西村修 (足4の字固めを裏返して→タップアウト) 藤波辰爾×


西村は2本目はレフェリーストップまで耐えていたので立つのもやっと、
藤波は手のつめが割れたようでラウンド間に治療。
引き続き藤波はローキック・ドラゴンスクリューで西村の左足を攻め続ける。
再三足4の字固めを狙うが、西村が上になる足を両手で受け止め最後のロックを許さない。
この攻防が続いたがついに藤波が完璧な足4の字固めに入る。
両手を大きく広げマットをたたきギブアップを迫る藤波、
しばらくして西村がついに足4の字固めを裏返す。
しばらく両者そのままの体制で耐え続けたがなんと藤波が先にタップ。

試合後


試合後の記念撮影のとき、西村が坂口憲二にマイクで
「無我のテーマに賛同いただけるならどうぞリングに上がってください」
と呼びかけ、一緒に記念撮影に収まった。
ちなみに、途中からせんだみつおも乱入してた気がしますが、気のせいですw

ロビーでは無我茶缶が配られ、西村・バートン・吉江がお見送り。
自分も西村選手と握手できて感無量、頭真っ白になりましたが
「次も期待してます!」とだけは言えました^^;