2007.09.17 NEO 「BEAT UP '07」 後楽園ホール大会

第1試合 吉田万里子松本浩代 (カミカゼ→片エビ固め) 江本敦子&勇気彩

15分勝負を見越してか早目からダブルの攻撃などで仕掛ける吉田&松本組。
吉田も出し惜しみせず蜘蛛絡みで江本を捕獲するもエスケープ。
吉田が江本を分断、松本が勇気をアルゼンチンで担ぐも、
そのあとのストマックバスターが綺麗に決まらずに決め手にならない。

終盤、江本がスリーパーで吉田を分断して、勇気に託すが決め切れない。
最後は江本のフライングニールキックから、勇気が前へ投げ捨てるブロックバスターへ繋いで
松本から3カウント。

試合後、松本悔し涙。気持ちが折れてない証拠だと思いたい。
ここ最近の新人では珍しい大型選手だし、体格を活かした攻撃が出来てるので、
あとは場数を踏んでドタドタする感じがなくなって、
常に早く動く必要はないので一瞬の速さというかキレを身につければ、
あっさり上昇気流に乗れる選手だと思う。

第2試合 三田英津子&石井美紀&○真琴 (ダブルアームスープレックスホールド) 希月あおい&野崎渚&みなみ飛香×

飛香のたたみかけを切り返した真琴がダブルアームスープレックスホールドで3カウント。
体格差があるとはいえ、もうちょっと布石があったほうがアレで決まったことの説得力があるかなぁ…と。
真琴は気持ちが途切れなくなったし、希月は(いい意味で)手足太くなってきたし、
やることやってるなー、と思った。

長野で見る前に野崎選手を見ておきたいってのもあったんだけど、
出番が少なくてちょっと判断できないなぁ。ただ、間の悪さはない感じかなぁ。
やっぱり6人タッグは個々のスキルの見せ場がなかなか作れないよなぁ…。

第3試合 △元気美佐惠 (時間切れ引き分け) 伊藤薫

この2人で15分1本勝負なのに、いきなりがっちりロックアップしたところで、
「時間切れくせー」と思ってしまったいけない私w

元気Gドライバー(裏) (シュバインと同形)を繰り出すも3カウント奪えず。
Gドライバー→カバーを3連発するも全て伊藤が2でクリア。
残り30秒、伊藤ラリアットからダイビングフット2連発、
残り10秒、伊藤カバーするも元気がクリア、伊藤が再カバーしたところで時間切れ。

今、女子でここまでゴツゴツできるマッチングはなかなかないよなー、と。
元気が「スカっとしたいやつはついてこい」と言ったのは伊達じゃなかったな、と。

で、試合後、元気がマイクで伊藤&浜田組のNEOタッグに挑戦表明、
自分のパートナーについては言及せず。
伊藤は「挑戦受けるのはいいけど、うちと文子が組んだら1や2じゃなく100になるからな、覚悟しとけ」

第4試合 ○タニー・マウス&宮崎有妃 (タニーバット→片エビ固め) 四川版タニー・マウス&四川版宮崎有妃×

もう1組は広東版タニー・マウス&広東版宮崎有妃

四川版の2人はあえて「○○似」と表現するのは止めておきますがw
前髪を立てたタニーと、メガホンを持った宮崎w
さらにこの二人が飲まなかったということでチャイニーズルールが採用されず、通常の3wayタッグに。

GAM…じゃなくて四川版宮崎のブリッジの効いたジャーマン、
避けられたけどリング中央まで届く飛距離の長いムーンサルトなど、
GAM…じゃなくて四川版宮崎、まだまだ出来るんじゃん、と。

全体では、やはりよねやm…じゃなかった(しつこいw)、
広東版タニーの完成度の高さが光ったかなー、と。
かなり完璧なコピーを見せたかと思うと、さりげなく不知火してみたりねw

第5試合 ×さくらえみ (スイング式APクロス→片エビ固め) 浜田文子

リングマットが見えなくなるほどテープが飛ぶさくら。
しかし明らかに怯えている様子。
しかしロックアップからの腕の取り合い、グラウンドの攻防、ほぼ互角。

さくらはグラウンドで固められるとひっかきでクリア。
浜田がスピンキックからAPクロスを狙うが、ダメージが浅いさくらがリバースDDTに切り返す。

そのあと、さくらはスピンキックを2連続でかわすが、そのあと2連続でくらう。
浜田フィニッシュ宣言から再度APクロスを狙うが、スモールパッケージに切り返すさくら、カウント2。
しかし再度スピンキックを浴び、APクロスの形で担いで前へ落とすのではなく、
スイングして背中から落とすAPクロスで浜田がピン。

いやー、浜田の蹴りもスゲーが、やはりさくらは天才だわ…。
「これは行けるかも!」「もうダメかも!」ってのが津波のように来るから、
観てる側としてはかなり分かりやすく楽しい。
出自からバカにしてる人も多いけど、あの人は本物ですぜ…。

第6試合 NWA認定パシフィック&NEO認定シングル王座 2冠選手権試合

[王者]×田村欣子 (マック) [挑戦者]松尾永遠

ちょっと田村の動きが悪いように感じたんだけど、あんなもんだっけ…。つーか、太った??

試合は田村が握手を拒否してコーナーへ下がって背中を見せたところへ、
松尾がドロップキックを放つも田村が余裕の回避、ってところからスタート。
肘と顔面蹴りを中心にいつも通り組み立てる田村。
時折スープレックス連発で返していく松尾、って感じで試合は進む。
松尾はことごとくブリッジが崩れる癖が相変わらず治ってないな…。

エルボー連射→エルボースマッシュからのカバーは松尾がギリギリでクリア。
続けたパトリオットバスターもクリア。

最後は肘アピールからサポーターをとった田村のエルボーをかわした松尾が、
田村をロープへ押し込みローリングバッククラッチで田村の体勢を崩し、
そのままはフォールに行かず、ロープへ飛んでからのマックで3カウント。
最後のマックはかなりすっぽ抜け気味に見えた。

まぁ、松尾は重いものを背負ってしまったな、と…。
正直、今日の内容では王者としては相当厳しい。
まずはシングルで負けて終わってる相手をタイトル・ノンタイトル、シングル・タッグ問わず、
ひたすら倒し続けないとダメだろう。

まあ四川版・広東版NEOマシンガンズ楽しかったし、1500円だったから良かったかな、と。
アレがなくて3000円だったらと思うともうね…。

雑感

実数発表なのかな、それにしても791人は厳しいな。
北側を潰してる状態なので1200人くらいしか入らないけど、7割埋まってなかったか…。
南側の半分から後ろ(最上段数列は招待席なのか埋まってた)にオレンジが目立ったのと、
東西ひな壇にガツンと5席くらい繋がって空いてるところが何ヶ所かあったのは事実なんだが。

あと、試合中、特にセミ~メインにかけて帰る客が多いのが目に付いた。