アキレスと亀

今日は所用で下北沢のヴィレッジヴァンガードへ寄った後、
新宿でアキレスと亀を見てきました。
北野作品を映画館でちゃんと見るのは実は初めてかも。

なるほど、これは興行成績は伸びねえわなぁ…と思ってしまいました。
テーマは割とハッキリしていて分かりやすいんだけど、
サイドを固めるストーリーが話は重いんだけど描写は軽かったり、
次々と起こるせいでそれぞれが薄いように感じてしまったり、
とにかく難しい作品だと、自分は感じました。



以下、見てない人の楽しみは奪わないと思うんだけど若干ネタバレ。



・主人公の真知寿が芸術にだけ打ち込む姿を強調するためとはいえ
周りを不幸なストーリーで固めすぎ。
・途中「青年時代までが長いなぁ…」と思ったんだけど、終わってみれば好バランスだったんじゃないかと。
・冒頭で「あぁこれがテーマだよね」と分かる台詞があってそれが結論。
徳永えりさんは主人公夫妻の娘役で、売春とかに手を染めてるって役柄なんですが、
やっぱり好演ですわ…。
今までにはやったことないと思われるようなキャラだと思うんですけど、ちゃんと役に見えるし。
・マリが家出したあたりからしばらくのストーリー、どうしてああなったかの描写が若干弱い気が。
・でも最初から最後まで見逃せないってか、飽きさせないし、
いい間隔できっちり笑いを撮りに来るのは、さすが。

何気に久々に2時間ちょっとキッチリ集中して見れた映画かも^^;